パルスダンプナー詳細情報
パルスダンプナ-:ダイアフラム式脈動防止器 ~
各種液体を確実にコントロール ~
特徴
ダイナフローポンプはプランジャータイプで、液の吸込みと吐出を繰り返すために瞬間的に液が出ない、
いわゆる脈動が発生します。この脈動を減少させ安定した吐出を得るため、脈動を吸収する機器が必要になります。 それがパルスダンプナーです。 安定した吐出はたとえばフィルタの保護、定量器への搬送(計量むら)、塗料等の吹き付け(塗装むら)、 脈動防止の要求に使用されます。 |
制御用エア口径1/4"(雄) |
作動原理
① |
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ポンプから液圧が入ると、本体内のダイアフラムが膨張してダイアフラムと一体になっている上側の調整空気入力のバルブを 開いて、エアが入りダイアフラムを押し下げます。その時の液圧がエア圧より多少低く設定します。 ポンプの最高圧がそのまま保持されます。 ( 図1 ) |
② |
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ポンプからの圧が低下してくると、ダイアフラムのエア室 ( 図2 ) は膨張し 本体内の液を押し出します。ダイアフラムが下の点に達すると、ダイアフラムを押し下げているエアが廃棄され、 圧の高いポンプの脈動が本体内に入り、再びダイアフラムを押し上げます ( 図1 )。 脈動の圧力低下は瞬間的なもので、ダイアフラムは再び膨張、これを繰り返します。 |
吐出圧とエア圧
■ ポンプ吐出圧について
ポンプの性能曲線を参照して、 吐出量と吐出圧が仕様を満たしていることを確認してください。 吐出量だけが多くなると吐出圧が低下します。量と圧がともに不足の場合は、上位のポンプに変更してください。
■ 供給エア圧について
コントロールのエア圧は吐出圧の約 1.4 倍は必要です。逆に制御エア圧の 70 % しか液圧の脈動を吸収しません。
* 一般的注意事項
吐出側に抵抗がないと脈動が減少しません。条件により必ずしも本データと一致しません。ポンプの吐出圧は
1 MPa、温度 80°C以下でお使いください。
選定コード
PD – (1) – (2)
– (3)
(1) 接続口径 |
25 : 1" 20 : 3/4" |
(2) 接液部材質 |
L : アルミ鋳物 Z : ステンレス鋳物 |
(3) ダイアフラム材質 |
T : テフロン R :PETT |
外形図 (パルスダンプナー) |
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画像をクリックすると拡大図を表示します。 | |
重量
アルミ製 3.2Kg
ステンレス製4.6Kg