ポンプ資料館​

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3.ポンプ切替作動の原理

 
ポンプ切替作動は、特定の条件下でバルブの開閉やエアダイヤフラムの動作を利用して、液体を効率的に移動させる仕組みです。以下に、代表的な切替作動方式について説明いたします。

 ダイアフラムポンプの切替作動

たとえば、ダイアフラムが右側に動作すると、右側のハウジング内部は負圧になり、左下のポートが開きます。この時、左上のポートは閉じ、液体がハウジング内に吸い込まれます。

次に、右側に移動したダイアフラムが左側に動作する際に、エアがダイアフラムを押し戻し、逆側のハウジングへ液体が押し出されます。これにより、2つのポートを通じて液体が押し出され、連続的な流体移送が可能となります。

 

ダイナフローK型シリーズのポンプ
 (K3型~K10型)

K型シリーズのポンプでは、バルブの切替によって作動する仕組みがあります。K3型~K6型、Q4型、Q6型では「スライド切替方式」が採用されており、バルブがスライドしてポンプの流体通路を切り替えることで、液体の連続移送が可能です。

また、K8型・K10型では「メインバルブ切替方式」が用いられ、ダイアフラムやメインバルブが動作してエアを制御し、液体を効率よく移動させます。

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