ポンプ資料館​

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1.原理構造上からの分類


遠心ポンプ

遠心ポンプは、羽根車を高速回転させて液体を移動させます。渦巻ポンプとタービンポンプが代表的で、単段と多段に分かれます。渦巻ポンプは単純な構造で、タービンポンプは案内羽根を持ち高効率です。

プロペラポンプ

プロペラの回転により水を移動させるポンプです。軸流ポンプと斜流ポンプに分類され、大量の水を低揚程で移動させるのに適しています。

 粘性ポンプ

粘性ポンプは、液体の粘性を利用して移動させるポンプです。カスケードポンプなどがあり、粘性の高い液体に適しています。

往復動ポンプ

往復動ポンプは、ピストンやプランジャーの往復運動で液体を移動させます。定量ポンプとして薬液注入などに使用されます。ピストンポンプ、プランジャーポンプ、ダイアフラムポンプ、ウイングポンプがあります。

回転ポンプ

回転運動を利用して液体を移動させるポンプです。ギアーポンプ、偏心ポンプ、ネジポンプなどがあります。ギアーポンプは歯車を使い、偏心ポンプはベーンやローラーを使い、ネジポンプは回転するねじを使います。

その他のポンプには、噴射ポンプ、気泡ポンプ、水槌ポンプがあります。水中ポンプとしては、カスケードポンプ、渦巻ポンプ、タービンポンプ、斜流ポンプなどがあります。これらのポンプについては、次以降のページで解説いたします。これらのポンプの選定は、使用する流体の性質や必要な圧力、流量などに応じて行います。適切なポンプを選ぶことで効率的な流体移動が可能となります。

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